今、変化への対応力が試されている
FBモーゲージ株式会社では、迅速な対応と信頼をモットーに住宅ローン契約代理業や住宅購入に関連するサポート業を行っています。コロナ禍を契機に今後の住宅ローンのあり方を模索。
BtoBはもとよりBtoCへの新しい取り組みも始めました。
改めて、時世に対応する姿勢が必要だと感じています。
メインの業務は、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」を専門の販売代理業です。
取引する不動産事業者は関東圏に約300社、提携モーゲージバンク3社のうち2社では、担当件数がトップシェアを誇ります。
不動産販売は、スピードが命。迅速対応が必須です。
そのため弊社では業務分担し、案件も停滞させずスムーズに進行できるよう心がけております。
通常、審査から融資まで担当者が全て一人でこなしていきます。
仕事のできる人ほど複数の案件を抱えるわけで、一時的に停滞する案件が必ず出てしまいます。
弊社では明確に役割を決めているので、営業マンは営業に専念し、どんどん新規の仕事を受け、書類作成や提出、金融機関とのやり取りは事務へ受け継いで次から次へ進めていきます。
スタッフ個々の特性や長所を把握して、適材適所配置すること、そして偏りなく会社全体のバランスを取ることで上手く運営できているのだと思います。
また社内でノルマを課していないことも良い影響が出ています。
ノルマを設定すると、いつしか達成することだけが目的となり、本来の目標を見失う恐れがあります。
例えば、ローンの審査が通らないとわかりつつ、ノルマ達成のためだけにとりあえず審査まで持っていく……クライアントやお客さんを動かし、全く無駄な仕事をさせてしまっているわけです。
ビジネスは大部分が信頼で成り立つのは言わずもがな。
いい加減な仕事を続けていれば、その会社の末路は明るくありません。
それから弊社では、2018年から、住宅ローンの借り換えや不動産の売却、相続、税金などさまざまな悩みに対応するライフサポート業務も行っております。
お客様に対してはその場限りの対応ではなく、長い人生いつでも住宅関連の支援が行えるようにとの想いからはじめました。
私は過去に不動産販売会社や大手モーゲージバンク代理店への勤務経験から、お客様とのやり取りが住宅購入時のみで終わってしまうことに疑問を持っていて、住宅を購入した方は購入後も支払いが続くわけで、当然悩みも出てくるから相談したいと思うでしょうし、審査が通らなかった人の場合、今後通すためにどうすべきかが重要です。
そこに私たちの活躍の場があると思ったのです。
このようにお客様が何を望んでいるか、それを第一に考えることで信頼が醸成され、ひいては不動産事業者からも求められる存在になれると思っております。
実は代理店勤務時代、独立前最後の賞レースで全国トップになれたのも、お客様のために全身全霊の対応をしてきたからだと思っています。
決して言葉巧みな営業トークではありませんでした。
前職からの話をもう一つすると、私はある芸能プロダクションでマネージャーを務めていたこともありまして、その経験が社のイメージ戦略やブランディングの視点で大いに役立っています。
住宅購入という大きな買い物の一端を担う存在としてどうあるべきか、そういう意味でも「信頼」のイメージはとても重要視しています。
私は常々、変化に対応できなければ生き残れないとの考えを持っており、この新型コロナウイルス感染症拡大の影響下においても「今何ができるか」を常に言い聞かせていました。
そこで新たに、近年増えている女性やアスリート専門の住宅ローンもはじめました。
特にシングルマザーやプロスポーツ選手の場合、審査が通りづらく、ローンによる住宅購入を諦めた人も少なくないはず。
でも絶対に解決策はありますので、私たちが手助けできればと考えております。
またこの時世の変化を、従来繋がりがなかった人々や企業と接点が持てる機会と発想転換し、プロモーション活動に力を入れました。
まず大宮の飲食店と協力して特製弁当を無償で3000個配布し、約800世帯との繋がりを実現。次にアスリートやフットサルチームのスポンサーになり、より認知を広げる活動も継続中です。
さらにフットサル場の命名権を取得し、コートを使ったイベントを企画しました。参加者には、住宅ローンの相談したい時に弊社を思い出してもらえればと期待しています。
これらの活動は即効性があるわけではありませんが、これまで主流だったBtoBだけでなく、海外のようにBtoCの流れも取り込む意図があります。
そうすれば、こちらからお客様に不動産事業者や金利の低い金融機関を紹介できます。
それに住宅を見学する前にローン審査が通るか調査しておけば、弊社にもお客様にも不動産事業者にとっても効率的に取引を進めることができますよね。
将来的には、プロモーション活動をさらに広げて、さまざまな企業ともコラボして人の集まるモールを作りたいです。
そこではカフェや塾、マッサージ店など、人々が日常で利用するお店の側に、住宅ローンのことや住宅購入にまつわることが相談できる店がある。ふらっと立ち寄れる、身近な存在としてありたいです。